2014/02/18

日本とカンボジアとオープンスカイで暫定合意。JALがプノンペン直行便を開設へ。

JALが日本からカンボジアへの直行便を開設する見通しとなりました。実現すれば日本から初のカンボジア直行便になります。

国土交通省の発表によりますと、1月28日から1月30日にかけて、日本とカンボジアが新規航空協定締結に向けて意見交換をしました。この意見交換において、新規協定締結までの間の暫定的な枠組みとして、二国間輸送について自由な枠組み(オープンスカイ)の設定とコードシェアの枠組みの設定で合意したとのことです。

2013年12月15日に安倍晋三首相とカンボジアのフン・セン首相が首脳会談しましたが、そのときに、航空協定の正式交渉を開始することについて一致していました。今回の意見交換はそれを受けたもの。暫定枠組みにおいてオープンスカイの合意をしたことで、日本・カンボジア直行便開設の実現可能性が高まりました。オープンスカイについては、羽田空港が除外されたのみで、成田空港や関西空港は枠組みに含まれています。航空各社は成田や関西からカンボジアへの路線開設が可能になります。

就航する航空会社については未定ですが、カンボジアの英字紙によるとJAL日本航空がすでに現地当局と協議をしているようです。バンコクの英字紙によると、カンボジア側の発着地は首都のプノンペンとのこと。日本は成田でしょうから、成田-プノンペンが有力のようです。

就航時期は6ヶ月以内とも報じられており、日本の夏休み前に就航するかもしれません。ただ、夏はカンボジアの雨季にあたりますので、雨季明けとなる冬ダイヤからの運航と考えるのが妥当でしょう。航続距離から考えると、機材はボーイング767になりそうです。