2014/02/27

「のぞみ」の最高時速285キロに 2015年春から、徐々に増便

JR東海は、2015年春に東海道新幹線の最高速度を、現在の270km/hから285km/hに引き上げると発表しました。東海道新幹線の最高速度向上は「のぞみ」が登場した1992年以来23年ぶりで、東京・新大阪間は2分から3分程度短縮される見込みです。

これはJR東海の山田佳臣社長が、記者会見で明らかにしたものです。

最高速度を上げるのは、最新型の「N700A系」と「N700系の改良車両」を使用した列車です。N700A系とN700系は、山陽新幹線区間では最高300km/hで運転されていますが、東海道区間では、カーブが多いことから、これまで270km/hに抑えていました。制動距離が短く、曲線区間で車両を傾けて走行する最新車両「N700A」の増備に伴い、最高速度の向上が可能になりました。

実施日は未定ですが、2015年3月のダイヤ改正で実施されるとみられます。当初は1時間に1本程度の運転でスタートするとのことで、徐々に増便される予定です。