2014/05/05

京王、高尾山口駅周辺をリニューアル。日帰り温泉施設も建設

京王電鉄は、高尾山登山の玄関口となる高尾山口駅(東京都八王子市)周辺をリニューアルします。総額20億円を投じ、駅舎を改装し、日帰り温泉も建設します。いずれも開業は2015年春の予定。

新しい駅舎は建築家の隈研吾さんが設計します。木目を生かしたデザインに改装します。八王子市が運営する訪日外国人にも対応する観光案内所を設置。登山客が利用しやすいよう、歩行者用にゆとりのある広場も設けます。また、資本関係のある高尾登山電鉄などとも連携し、高尾山エリアの来訪者増加と魅力向上に向けた施策の検討を進めます。

駅の近くに日帰り温泉も建設します。2階建ての和風建築で延べ床面積は約1800平方メートルで、名称は「京王高尾山温泉」。天然の温泉が楽しめるだけでなく、食事やマッサージコーナーなども設けられます。年間40万人の利用を見込んでいます。

東京都心から近い高尾山は登山客は年間300万人にのぼります。高尾山口駅の1日の平均乗降客は2013年度で1万391人。登山ブームもあり、2006年度と比べると4割増えています。駅舎のリニューアルと日帰り温泉の設置で、さらに魅力を高めていくようです。