2013/12/20

東海道新幹線が最高速度を引き上げへ。東京~大阪間が2時間20分を切るか?

JR東海の山田佳臣社長は2013年12月19日の記者会見で、東海道新幹線の最高速度を現在の時速270キロメートルから引き上げる考えを示しました。実現すれば「のぞみ」が導入された1992年以来の速度向上となります。

すでに夜間での走行試験を重ねており、乗り心地や周辺環境への影響などのデータ収集を進めています。2014年の早い段階で国土交通省に認可申請する方針で、早ければ2015年3月のダイヤ改正から速度向上が実現します。

東海道・山陽新幹線に投入されているN700系やN700A系は、山陽新幹線区間では最高時速300キロで運転されていますが、この車両を改造することはないようです。東海道新幹線は曲線区間が多いため大幅な速度向上は望めず、最高でも時速300キロ、実際は10キロ程度の速度向上を目指しているのかもしれません。

現在の東海道新幹線は、最短で東京~名古屋間が1時間35分、東京~大阪間は2時間25分です。最高速度の向上により、東京~大阪間で2時間20分を切る列車が登場しそうです。